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  • 2009.11.10 Tue 0:57

internet | web service : 第25回WebSig会議中継in大阪に参加しました

遅ればせながらのご報告となってしまいましたが、去る10月31日に行われた第25回WebSig会議中継in大阪に参加してまいりました。
テーマは、「エコだけじゃない!『ネットを使って社会をよくする』新潮流とWeb屋の関係」
このテーマは私の大学時代の研究分野とかなり近いものだということもあり、研究で事例として参考にさせていただいた団体の方のお話を聞くことができ非常に刺激的な時間となりました。考えたことを書き留めておこうと思います。

「社会をよくする」という目的は共通なのですが、手段として先に「ネット」が来るのか、「活動している団体」が来るのかでそのアプローチは違います。前者はどのようなWebサービスを作り、社会に影響するのかを考えるわけですが、後者はすでに存在するNPO などの団体をどのようにサポートするのかを考えます。両者は依って立つものが異なるわけで、その結果事業形態やビジネスモデルに違いが出るんだろうなと気づきました。
http://www.nptech.jp/2009/11/06/think-at-websig25th/より引用)

NPtech.jpの小嶋新さんがこのようにブログに書かれていますが、本当にその通りだと思います。後者のような個別具体的な支援であれば「ネットを使って何をすべきか」は比較的見えやすい一方で、前者のように「ネットを使って、様々な活動を支援する」ということを考える場合は、なかなか一般のユーザーにとって分かりやすいメリットのあるモデルを提示しづらい。

たとえば寄付について

ネットを使って社会的活動・団体を支援することを考えたときに、はじめに思いつくのはユーザーによる団体への寄付行為だと思います。
日本はチャリティ文化もなく、寄付税制も乏しいことなどから寄付金に大きな期待はできないとはよく言われますが、それでもなお寄付を募ることはNPOなどの団体にとっては非常に便利でありがたいことです。しかし、「社会に対して何かいいことをしたいが自分は直接それができる状況にいない、だからどこかに寄付をしたい」、という人がいたとしても、どの団体に寄付するか決める際にはやはりその人自身の問題意識に依るわけです。赤い羽根やユニセフなどは多くの人に認知され、継続的に寄付を集めることができていますし、コンビニの募金箱にはいつもいくらかの硬貨が入っています。最近だとホワイトバンドも、積極的なTVCMや商品流通などの展開によってリストバンドを多数販売しました。
このように、活動の内容についてもっと知ってもらったり、理解してもらったりするということで初めてユーザーの行動を促すことができるのでしょう。逆にいえばそれがなければ、いつまでたっても「寄付をしたい!」と思うユーザーがいないままになってしまいかねません。その意味で、より多く幅広い人に声を届けたいのであれば、プラットフォームを増やすよりもすでに多数のユーザーを抱えている大手のSNSでの戦略を練るほうが手っ取り早いような気もします。窓口を集約するよりもむしろ、分散させたほうがよいのかもしれません。

こんな感じで、まずはネットを使って個別の社会的活動に対する認知度を向上するために何ができるか考えたいなと感じさせられました。活動のビジョンや問題提起を表現した応援バナーやブログパーツをブログに張り付けられるようにするとかでも少しは変わってくるかもしれないですね。
いずれにしても、もっと掘り下げて考えていきたいテーマです。貴重な時間と機会をいただけたことに感謝いたします。

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